今季国内初戦となった谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は、首位と1打差9位発進にも「ダメです、全然ダメです」と険しい表情だった。

 1イーグル、5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68。連続バーディー発進から、6番ではグリーン左のラフからワンバウンドでカップに放り込む鮮やかなチップインイーグル。後半には3連続バーディーも決めた。一方で4番の3パットボギー、10番のダブルボギーなど「チグハグですね。ショットがいまいち。原因を探しながらやってるけど、なかなか見つからない」と首をひねる。

 開幕直前に英国から戻ってきたばかりの強行日程ながら、出場選手中トップとなる世界ランク48位の意地は示した形。「スコアだけ見るといい。ショットもスコアも良ければ最高。ショットがもう少し良くなれば、暴れるスコアじゃない」と明確な課題を挙げた。