ゴルフ五輪対策本部強化委員会の倉本昌弘強化委員長(61=日本プロゴルフ協会会長)は7日、「ゴルフ界の総意」として今季限りの現役引退を表明した宮里藍(31=サントリー)に日本代表女子コーチ就任を要請する意向を示した。

 7日、都内で開かれた日本ゴルフ協会(JGA)の理事会に出席。JGA内に設置される五輪対策本部の永田圭司本部長をはじめ、日本女子プロゴルフ協会会長でもある小林浩美副委員長、日本代表を率いる丸山茂樹ヘッドコーチと個別に連絡を取り合い、宮里藍のコーチ就任要請について話し合ったことを口にした。

 今季中は現役としてプレーする宮里藍に対し、五輪対策本部も直接要請はしない方針。その上で、倉本強化委員長は「ゴルフ界の総意として、とお話したい」と、コーチで父の優氏やマネジメント会社にコーチ就任要請の意向を伝えるという。同強化委員長は「現役活動のすべてが終了した段階で、宮里藍選手に正式なお話をさせていただきたい」と説明した。