松山英樹(25=LEXUS)が夢にまた1歩近づいた。8バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーの276でホールアウト。後続で通算16アンダーまで伸ばしたブルックス・ケプカ(27=米国)には及ばなかったが、80年大会の青木功に並ぶメジャー日本勢最高となる2位に入った。世界ランクも自身の持つ日本勢史上最高を更新する2位へ浮上。怪物の勢いは、とどまるところを知らない。

 松山が目指す世界の頂へ、また1つ自信を積み重ねた。65を出した第2日に続く今大会2度目のラウンドベスト。「ここまで上位に来られて少なからずチャンスは増えてきている。メジャーで2日間、すごくいいプレーができたことは満足してます。あと2日間の良くない日をもう少しいいスコアで回れるようにしたら、チャンスが増えるかなと思います」。課題も挙げながら手応えをにじませた。