男子ゴルフの世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待(3日開幕、オハイオ州アクロン・ファイアストーンCC)の練習ラウンドが7月31日(日本時間1日)に同コースで行われた。

 昨年ブリヂストン・オープン優勝の資格で4年ぶり2度目の出場となる小平智(27=Admiral)は18ホールをラウンド。アウト9ホールはショートホール以外全てのティーショットでドライバーを握った。「コースはやっぱり、相変わらず難しい」とした上で「インは結構、マネジメントするホールがある。そこはちゃんとやっていかないといけない。4年前よりは、何とか戦えるという感じがある」と話した。

 ツアー選手権で初優勝を飾って挑戦した4年前。「(ここには自分より)上の人しかいないみたいに思っていた。ビリにならなければいいや、くらいの感じで…」と振り返る。通算13オーバーは出場74人中65位。壁の高さを知ると同時に、憧れを強くした試合でもあった。13年大会を制したのはタイガー・ウッズ(米国)。「来た試合でメチャクチャ憧れのタイガーが優勝して、ここでアメリカ志向が強くなったんです。すごく思い入れのある試合。戻ってこられたことがうれしい」と喜びをにじませる。

 海外でも経験を重ね、6月の全米オープンではメジャーで初めて予選を通過している。「もう1回、リベンジじゃないですけど、その気持ちはホントに強いです。自分がどこまで食い込んでいけるか。上位とかトップ10とかを目標にしてやっていきたい」。自らの成長をぶつけ、世界との距離を測るには格好の大舞台だ。