今季限りで引退する宮里藍(32=サントリー)は2バーディー、2ボギーのイーブンパー72で第1日を終えた。

 ショットは安定し、フェアウエーを外したのは1ホールだけ。それでもパットについては「グリーンがめちゃくちゃ重かった。見た目は重く見えない分、転がりにギャップがあった。そこを埋めるのに、時間がかかりました」と振り返った。

 7番パー3でボギーをたたいたが、8番パー5でバーディーを奪う。後半も12番パー3でボギーだったが、その後の13番パー4でバーディーで挽回した。宮里は「悪い感じではないので、明日パットが入ってくれれば、また流れが変わると思う」と話した。

 コーチで父の優さん(71)が、1日のプロアマ戦でコースで倒れて現地の病院に入院。今も検査を受けており、不安を抱えながらの大会になった。それでも宮里は「やるべきことは1つなので、自分ができることをやっていくしかない。もちろん優勝を目指してやっています」と力強く言い切った。