世界ランク3位、総合王者を決めるポイントレースで4位につける松山英樹(25=LEXUS)は6バーディー、1ボギーの66で回り、通算5アンダーの279で23位となった。

 残り134ヤードからの第2打をピタリとつけた5番、チップインバーディーの7番など前半からスコアを伸ばし、最終18番も巧みな寄せからバーディーで締めくくった。パーオン率は4日間で最高となる83・33%を記録し、トータル73・61%も全体5位だった。「(第1日に比べれば)アイアンショットがだいぶいい感じで打てている。方向性が出てきた」とうなずく。

 72→71→70→66と尻上がりにスコアを上げてのフィニッシュ。フェアウエーキープ率が50%に下がったティーショットやパットに課題を感じつつ「(今日は)そんなにいいパットしての5アンダーではない。もっといいパットをしていればスコアも伸びる」と話す。

 ポイントレースではジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソンという米国勢に続く4位をキープ。1週間のオフを挟み、BMW選手権(14日開幕、イリノイ州レークフォレスト・コンウェーファームズGC)、そして最終戦のツアー選手権(21日開幕、ジョージア州アトランタ・イーストレイクGC)へと向かう。

 ◆プレーオフ 第1戦から出場枠が125、100、70、30と絞られていき、与えられるポイントはレギュラーシーズンの4倍。さらに最終戦は全員に総合優勝の可能性が残るよう、大会前のポイントランクに応じたポイントが再分配される。第3戦終了時にポイントランク5位以内なら、最終戦優勝で他の選手の成績に関係なく総合王者となることが可能。総合王者には1000万ドル(約11億円)の超ビッグボーナスが与えられる。