男子ゴルフのメジャー、マスターズ(5日開幕、ジョージア州)が開催されるオーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長(65=米国)は4日(日本時間5日)に会見を行い、19年からオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権を開催すると発表した。

 マスターズ前週に54ホールのストロークプレーの大会を開催。72人のうち30位までが進む18ホールの決勝ラウンドのみ同GCで行う。

 出場資格は全米女子アマ、全英女子アマ、アジアパシフィック女子アマチュア選手権、全米女子ジュニア、全英女子ジュニア、PGA女子ジュニア選手権の優勝者や、世界女子アマチュアランクの上位者など。優勝者には同大会5年間の出場資格に加え、同年の全米女子オープンと全英女子オープンの出場権も与えられる。

 かつては男性会員しか認めていなかった同GC。女性はゲストとしてのみプレーが認められていた。批判が高まり、12年から女性会員を受け入れ。米国務長官を務めたコンドリーザ・ライス氏ら2人の女性が初の女性会員となった。伝統と格式を重んじるオーガスタの変革が進んでいくことを象徴する新規大会。リドリー会長は「今こそ女子ゴルフに注目すべき時。たくさんの若い女性がゴルフに興味を持つことがゴルフの発展につながる」と話した。