日本の賞金女王、鈴木愛(23=セールスフォース)が、1打差2位で3度目の国内メジャー制覇を逃した。韓国賞金女王の李晶恩(21)を4打差2位から追いかけ、一時は最大7打差を逆転。しかし、伏兵の09年米ツアー賞金女王、申ジエ(31)に17番イーグルで逆転された。申ジエは通算3アンダー285で国内通算18勝目。3位に1アンダーで李晶恩が入った。
鳥肌ものの3連続バーディーで流れは鈴木にあった。6、7、8番といずれも10メートル前後のパットを決めきった。2番でボギーをたたき、5番で李晶恩がイーグルを取った時点で、その差は7打。絶望的な状況でも鈴木はあきらめなかった。
「調子も良くなかったし、私のチャンスはかなり少ないと思っていた。でも最後まであきらめないでやろうと」。日本の賞金女王の意地だった。3連続バーディーで勢いをつけ、12番のバーディーでついに逆転。過去にいい成績を残せなかったこの大会で、最後まで優勝争いを盛り上げ、韓国賞金女王の李晶恩にも勝った。しかし、元米ツアー女王のしたたかなゴルフに最後はしてやられた。「まさか、17番でイーグルが来るとは。でも我慢しながらゴルフができて成長したかな」。鈴木は2位でも確かな自信を手にした。

