女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープン選手権は31日(日本時間同日夜)にアラバマ州バーミングハムのショールクリークで開幕する。30日は日本ツアー賞金女王の鈴木愛、米ツアーで好調な畑岡奈紗らが最終調整を行ったが、悪天候のため本番前に十分に練習ラウンドできない選手が続出した。

 練習場のみが開放された29日に続き、30日も昼までコースを使えなかった。前週まで日本でプレーしていた鈴木は大会直前に1ホールも回れず「今までにないこと。(コースのことを)考えすぎるより、なんとなくの方がいいのかな」と前向きに捉えようと努めた。

 インの9ホールのみをラウンドできた畑岡は「かなり心配。しっかり(キャディーと)話し合いながらやっていきたい」と憧れの舞台を前に不安を隠さない。

 一方、43歳でメジャー通算7勝のカリー・ウェブ(オーストラリア)は「昨今は(コースの詳細を記した)ヤーデージブックが充実している。私が初めて全米女子オープンに出た23年前とは違う」との見方。自身は早めにラウンドできたこともあり、余裕を示した。