女子ゴルフの米ツアー、アーカンソー選手権で日本人最年少優勝を飾った畑岡奈紗(19=森ビル)が26日(日本時間27日)、全米女子プロ選手権(米イリノイ州キルディア、ケンパーレークスGC)に向けてプロアマ戦に出場して調整した。

 優勝した夜は移動があって遅くなったこともあり、米国風中華料理のファミリーレストラン「パンダエクスプレス」でささやかなお祝いをしたという。尊敬する宮里藍さんや松山英樹からも祝福のメッセージが届いた。「藍さんからは『(自分と)同じ試合で勝ってくれてうれしい』と。松山さんからは『すごいね! 自分も負けないように頑張る』と言っていただきました」。この日もコースで多くのツアー仲間から祝福され「うれしいです」と笑顔で話した。

 最高のタイミングで迎える今季メジャー第3戦へ「メジャー前に勝てたというのは少し自信になってできると思う。今週も自分のプレーができるようにしたい」と意気込む。報道陣からの優勝してひと回り大きく見える、との声には「本当ですか? 態度は大きくならないようにします」とニッコリ。変わらぬ謙虚な姿勢で、77年樋口久子以来となる日本人2人目のメジャー制覇に挑戦する。