青木功日本ゴルフツアー機構会長(76)が、マスターズで復活優勝を遂げたタイガー・ウッズを絶賛した。

青木会長は17日、国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイト杯(三重・東建多度CC名古屋)の開幕前日セレモニーに出席。選手会副会長の池田勇太らと鏡開きなどを行った。マスターズは第2日まで現地で観戦し帰国。「タイガー・ウッズはすばらしいね。あれだけ苦しんで、ゴルフしかない人間が、こんなに早く復活するとは。ゴルフに対する意欲があったね」と感慨深げに語った。技術面では「タイガーのターフ(ショットする際に芝生が削れて飛ぶこと)が、いいターフしていた。強かったときの薄くて長いターフの取り方が戻ってきた。それと、練習場で見ていたら、ダフらない軌道でフェースが入って、スイングとボール軌道が変わらなかった。1本もダフらなかった」と解説した。ウッズの今後については「今、世界ランク6位だから、もう1回勝てば1位だよ。これだけすばらしい精神状態なら、ちょっとやそっとじゃダメにならない。それぐらい復活した。メジャー最多優勝(18勝)も、(ウッズの)15勝からあと4回勝つ可能性はいくらでもある」と期待した。国内男子ツアーも18日に開幕するが「タイガーが勝ったことで、我々もできるという気持ちをみんなが持ってくれたら。今大会が平成の最後で、2週間後には令和に変わっていく。元号が変わる中で、選手たちのモチベーションが上がっていってほしい」と話していた。