笹生優花(19=ICTSI)が大会史上最年少で日本女子3人目のメジャー制覇を成し遂げた。

主催する米国ゴルフ協会(USGA)によると19歳11カ月17日での優勝は、2008年大会を制した朴仁妃(パク・インビ、韓国)の最年少優勝記録にちょうど並ぶ。そのため「最年少タイ記録」と発表した。

数え方の問題で、年齢にプラスする部分に「月」を入れてカウントしたためで、2人は「19歳11カ月17日」になる。

ただ、うるう年などの関係で「月」を入れず日数のみで数えると、笹生の「19歳351日」は朴の「19歳353日」を2日更新。

日数のみなら笹生は「7291日」、朴が「7292日」。いずれも笹生が単独最年少になる。

ちなみに朴仁妃は08年の全米女子オープン選手権で米女子ツアー初優勝。12年は年間2勝などで米ツアー賞金女王に輝いている。13年はメジャー3連勝を含む年間6勝で2年連続の賞金女王。リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した16年には、史上最年少でLPGA(全米女子プロゴルフ協会)の殿堂入りを果たしている。

◆全米女子オープン選手権 全米女子プロ選手権、ANAインスピレーション、全英女子オープン、エビアン選手権も含めメジャー5大会の中で伝統、権威両面で最高峰の大会。優勝賞金は20年大会から100万ドルとなり、女子ゴルフで初めて“大台”を突破。第1回は1946年で、ウエスタンオープン(30~67年)タイトルホルダーズ選手権(37~42、46~66、72年)より遅いが、現行5大会で最古。世界ランクなどによる出場権のほか、世界各地で予選会を行い、今年は1595人がエントリー。

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