<1>04年・ハーツクライ

04年京都新聞杯を制したハーツクライ(右)。左は2着スズカマンボ
04年京都新聞杯を制したハーツクライ(右)。左は2着スズカマンボ

若葉Sを制して臨んだ皐月賞は5番人気で14着に大敗。その次走に京都新聞杯が選択された。

安藤勝騎手に導かれ、直線の外から豪脚を繰り出して重賞初制覇。続くダービーでは横山典騎手を背に、キングカメハメハの2着に好走した。

その後はしばらく勝ち星がなかったが、05年有馬記念ではルメール騎手が意表を突く先行策。1つ年下の無敗3冠馬ディープインパクトに初めて土を付け、念願のG1初制覇を果たした。

翌06年はドバイに遠征してシーマCを制覇。さらに英キングジョージでも3着に健闘した。

引退後は種牡馬入り。ドウデュースやジャスタウェイなど多くの活躍馬を輩出した。


<2>13年・キズナ

13年京都新聞杯を制したキズナと武豊騎手
13年京都新聞杯を制したキズナと武豊騎手

デビュー5戦目の毎日杯で重賞初制覇。続く京都新聞杯では、単勝1・4倍という断然の1番人気に応えて重賞連勝を果たした。

次走のダービーは、武豊騎手のステッキに応え、上がり最速の末脚でエピファネイアを差し切って優勝。父ディープインパクトとの父子制覇を果たした。鞍上にとっては、05年ディープインパクト以来のダービー5勝目(現在は6勝)となった。


<3>00年・アグネスフライト

00年京都新聞杯を制したアグネスフライトと河内洋騎手
00年京都新聞杯を制したアグネスフライトと河内洋騎手

京都新聞杯では3角まで最後方だったが、直線でごぼう抜き。3馬身差、突き抜けて重賞初制覇を決めた。

続くダービーは、エアシャカール、ダイタクリーヴァに次ぐ3番人気の支持。直線はそのシャカールと大接戦になり、最後は鼻差で制した。鞍上・河内騎手は悲願のダービー初制覇となった。