石川遼(30=CASIO)が米国から帰国後14日間の自主隔離期間中、一般客も利用する千葉県内のゴルフ場で練習していたと一部で報じられた件について、コロナ水際対策を担う厚労省担当者は9日までに、「仮に事実だとすれば、あり得ないこと」と指摘した。

自主隔離中、ゴルフ場で練習可能なケースについては「ご自身が所有、または1人だけで使うものであれば」と説明。一方で「一般客が利用するゴルフ場で練習していた場合、誓約違反で氏名公表の対象になります」とした。

これまで違反者が氏名公表されたケースは、健康状態や位置情報の報告、ビデオ通話への応答などが一度もなかった人がほとんど。違反者に対して罰則もない。一部で「水際対策が甘いのでは」との指摘もある。

石川はゴルフ場を自主隔離場所にしていたと9日、文書で明かした。厚労省担当者はゴルフ場を自主隔離場所にすることについては「詳細を聞かないと分からない」とした上で「外部の人と接触しないことがポイントで、ゴルフ場内のロッジや個室などで自主隔離を行い、他者と接しなければ可能です」とした。