鈴木愛(27=セールスフォース)が約3年4カ月、ツアー出場51戦ぶりの首位スタートを決めた。昨季からの不調脱出へ、スイング改造に取り組む中で8バーディー、1ボギーの7アンダー、65をマーク。前週Tポイント×ENEOSトーナメントは、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いがあり大事をとって欠場したが、復活の道のりは順調だ。
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大量8バーディーのうち、最も長いパットは14番パー4(379ヤード)の8メートルだった。鈴木は6番パー4は残り117ヤードを9番アイアン(I)で50センチにつけた。10番パー5は、フロントエッジまで212ヤードから3番ウッドでピン奥2・5メートルに2オンさせたイーグル逃し。16番パー3は実測139ヤードを9Iで1メートルへ。「全体的にショットもパットも良かったです」と振り返ったラウンド。だが、満点ではない。
17、19年と賞金女王に輝きながら、コロナ禍の20-21年シーズンは1勝のみ。賞金ランクは初シード奪取した14年以降で自己ワーストの17位に終わった。崩れたスイング、積み重なった悪い癖を一掃すべく、今オフにかつてのコーチ南秀樹氏に再入門した。
「今日はいい時はめっちゃいいけど、悪い時はめっちゃ悪かった」。スイングの左右の体重移動を抑え、インパクトでかぶりすぎるフェースをスクエアへ。極端にインサイドに上げていたテークバックを、頭の中ではアウトサイドへ。「特に試合中のドライバーがひどくて。スライス、フェードを打つようにしてるんですが、練習でも10球に2、3球しか打てない。左に向いて、左に振るのはまだ怖いし」。完成度は「60~70%まで来た」と言うが、気持ち悪さがある。
それでも、チャンスだ。第2日は26日未明から午前中がかなりの悪天候予報で、54ホール競技から36ホール競技に短縮される可能性もある。「短期決戦になるかもしれませんが、私ももう30近いし、そうなったらそうなったで。悪天候でやるなら、オフに頑張ったショートゲームの成果が出てくると思う」。前週は濃厚接触の疑いがあり、最終的に陰性判定だったが大事をとって欠場した。復帰戦で昨年7月資生堂レディース以来の優勝へ。プラス材料を頭に入れて戦う。【加藤裕一】

