プロ6年目の篠崎愛(まな、24=ミュゼプラチナム)が8アンダー、レギュラーも含めたツアー自己ベストスコア64をマーク、初の首位発進を決めた。アウトを34で終え、イン前の待ち時間。ギャラリー向けの出店の香りに引き寄せられて、カップに入った鶏の唐揚げを買ってパクついた。

燃料補給後のバーディーラッシュだ。10番で2メートル、12番から3・5メートル、6メートル、4メートルの3連続、16番パー5は38ヤードのアプローチを20センチにつけ、17番はフックスライスの5メートルを沈めた。レギュラー含めて初体験のハーフ30で駆け抜けた。

レギュラーツアーで戦う佐藤心結らと同じ三觜(みつはし)喜一コーチに20年2月から師事。「常に上位で戦って、ハマった時に勝てる。そんな選手になりたい」という篠崎には技術面の他にも課題がある。

小食、体力不足。

「胃腸が弱くて、頑張って食べても、食べ過ぎると戻してしまったり…。強くなるために、何時間でも練習できる体力をつけたいのに」。今季も下部ツアー開幕から体重が2キロ落ちて48キロ。それだけに食べられる時には食べる。「今日は普段は入らない距離のパットが入ってくれました」。笑う篠崎の手元に、もう1パックの唐揚げがあった。【加藤裕一】