5打差5位から出た渋野日向子(25=サントリー)が「10秒の奇跡」を起こして首位と2打差の4位と、5年ぶりのメジャー制覇を視野に入れた。
第3ラウンドの14番パー4。バーディーパットはカップの縁に止まった。不運なパーと思われた、その時、ボールはゆっくりとカップに落ちた。その間10秒。渋野はしぶこスマイルを全開にして喜んだ。この時点で通算2アンダーとして、首位に3打差とした。結局、この日ベストスコアとなる66をマークし、首位と2打差の4位で第3Rを終えた。
前日の第2Rは3バーディー、3ボギーの70で回り、通算1オーバー141、首位と5打差の5位で決勝ラウンド(R)に進出。メジャーの全米女子オープンでの決勝R進出は4位に入った2020年以来4年ぶりとなり「ちょっと衝撃」と驚きを隠せなかった。
無理もない。今季は9戦中6戦で予選落ち。直近の出場大会も2戦連続予選落ちと苦闘していた。今大会前にドライバーとアイアンのシャフトを以前使用していた柔らかいタイプに変更。これが功を奏した。残り1日。2019年全英オープン以来のメジャー優勝へ「悔いの残らないプレーをして、見ている人が楽しめるプレースタイルを心がけたい」と最終日の「しぶこ劇場」を約束した。

