95年度生まれ「石ころ世代(仮)」が、また復活優勝だ。木村彩子(29=コンフェックス)が、3年ぶり通算2勝目を挙げた。首位で並んでいた渡辺彩香、高橋彩華と最終組で回り、6バーディー、2ボギーの68と4つ伸ばし、通算12アンダー、204。最後は2位に4打差と後続を振り切った。昨季未勝利の95年度生まれが、いずれも数年ぶりや初優勝で今季5勝目。勝利数は世代別最多に並び、5人の優勝者は世代別最多となった。勝てない時期も磨けば光る「石ころ世代」と、自分たちで呼んでいた通りに復活。力を示した。

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後続に5打差をつけ、周囲を見渡す心の余裕があった。木村は最終18番のグリーンの先に、同い年の仲間の姿を確認した。ともに今季復活優勝した柏原明日架と永峰咲希が、優勝を確信して笑顔で待っていた。7メートルのパーパットを外し、優勝の瞬間がボギーパットとなったが、最後の1打をカップに沈めると「カメラマンさんの位置も確認していた」と、報道陣に向かって両手を広げた。さらに駆けつけた柏原、永峰と抱き合って喜びを爆発させた。

「同級生が今年は特に頑張っている年でもあったので、私も続きたいなと思って試合に挑みました。たくさん勝てる選手になれるように。そして同級生で盛り上げていけるように、これからも頑張ります」。表彰式の優勝スピーチで、同級生の活躍が刺激だったと語った。出迎えた2人の他にも、予選落ちで不在だったが、国内メジャー優勝で復活した堀琴音、初優勝した金沢志奈もいる。「同級生っていいなって思う。スピーチには絶対、同級生のことは入れようと、カンペで紙にも書いた」と笑った。

前日18日の第2ラウンドは、44位で出て8つ伸ばして一気に首位に並んだ。ホールアウト後、今季の95年度生まれの活躍に触れ「私たち『○○世代』ってついてないんです。ぜひ付けてください!」と、報道陣にリクエストしていた。さらに同世代が次々と勝つ前に「自分たちでは『石ころ世代』って言っていたんですよ。磨けば光る、みたいな感じで」と明かしていた。

8番パー3では、ホールインワン寸前の50センチにつける一打を披露した。11月2日に30歳となるが「歳を重ねるにつれて上達している実感はある。息の長い選手が目指すところ」と力説。前回優勝賞金で2000万円超の高級車を購入も「半年で売っちゃった。3勝するまで次は買わない」と笑った。まだまだ勝ち続けるつもりだ。【高田文太】

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