米女子ツアー4年目の渋野日向子(27=サントリー)が、来季のシード権を初めて失った。1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75と大崩れし、通算6オーバーの146。54位から95位に後退し、今季13度目の予選落ち。シードを決める年間ポイントは過去最悪の3桁順位で推移し、今季日程を終えた。改めて来季出場権を懸け、12月4日からの最終予選会(米アラバマ州)に出場する。
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人前でも涙は止まらなかった。渋野は「本当に一番ひどい1年だった。悔しいし、うん…あとは上を見ていくしかない」と、話す途中も涙をぬぐった。
年間ポイントで争うシード。今季最後の今大会で30位台に食い込めば、準シードが得られるポイント100位以内の可能性もあったが、不安定なパット、ショットは味方をしてくれなかった。前半でスコアを5つ落とし、力は尽きた。
「今年を象徴したラウンド。(ショットは)力みも多かったし、リズムもあんまり良くなかった。プレッシャーに勝てるようにと思っていたが、なかなか厳しかったです」
この2年間でフェアウエーキープ率やパットの数字は悪化。19年全英女子を制したように、得意のメジャー大会でポイントを稼いできたが、今季は唯一トップ10が全英女子オープンの7位。23試合で予選落ちは13度、うち6月以降は予選落ち10度。現在104位の年間ポイントは、夏以降は3桁順位が指定席だった。
黄金世代の渋野も、15日で27歳。技術的な問題に加え「メンタルの問題もすごくあると思う。強くなりたい」と声を振り絞る。最終予選会で“敗者復活”はあるのだろうか。
◆米女子ツアー最終予選会 12月4日から5日間、米アラバマ州で開催。72ホール終了時で下位がカットされ、全90ホールを戦った上で25位以内が来季一定数の出場権を獲得。昨年は山下美夢有がトップで出場権をつかみ、原英莉花は途中でカットされ、今季下部ツアーに回った。

