大体大(大阪・熊取町)は3日、体操女子日本代表の宮川紗江(18=セインツク)と10月1日からDASH認定アスリートとして専属契約を締結したと発表した。

 DASHとはアスリートと指導者のパフォーマンス向上や質の高いスポーツ科学によるサポートを実現するために、同大学が進めるプロジェクト。カナダ・モントリオールで開催中の世界選手権代表である宮川は今後、東京のナショナルトレーニングセンターに加えて、同大学のトレーニング施設や、研究施設を活用しながらサポートを受ける。

 宮川は東京生まれで、16年リオデジャネイロ五輪の女子団体総合4位入賞に貢献。13年に女子ジュニアナショナルチームの一員となり、当時から現在大体大の体操部を指導する小林隆コーチと交流があった。小林コーチは「宮川選手の練習を間近で見ることで、本学のアスリートにもいい刺激になる」と相乗効果に期待を寄せた。