ホンダの地元日本GPの予選で、マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソがQ3に進出し10位、ストフェル・バンドーンも11位という結果を手にした。
鈴鹿サーキットは高速コーナーが連続し車体性能が問われると同時に、スロットル全開率が高くパワー影響の大きいレイアウトでもある。つまり車体の総合力が問われるサーキットだ。
ライバルと比較して出力面でやや劣るホンダのパワーユニットゆえに、マクラーレン・ホンダはここ数戦よりも苦戦することを予想していたが、実際には3強チーム以外でフォースインディアには敵わないものの、ウイリアムズとその次のポジションを争うことができた。
地元の声援を受けてプレッシャーを感じていると話していたホンダの長谷川祐介F1総責任者は、ややホッとした表情を見せた。
「(中団勢の周りのライバルとの)差は本当に小さくてギリギリのところにいますし、必ずしも望んだところではありませんけど、10位・11位というのは及第点かなと思います」。
上位勢で新品パワーユニット投入やギアボックス破損による交換で5グリッド降格ペナルティを科されているため、バンドーンは8日の決勝は9番グリッドからスタートする。さらに、Q3に進出したトップ10台はQ2で使用したタイヤを履いてスタートしなければならないが、バンドーンは9番手ながらQ2で敗退しているため新品タイヤでスタートできる利点もある。2戦連続で7位入賞を果たしている上り調子のバンドーンは、今回も入賞を狙っている。
「Q3に進めなかったことはそれほど落胆していないよ。僕は明日9番グリッドから新品のタイヤを履いてスタートできる。とても良い条件で決勝に臨むことができるんだ。Q3に進まなかったことは良い結果だと言うべきだろう。レースペースは悪くなさそうだし、なんとかポイントを獲れればと思う。明日はベストを尽くすよ」。
長谷川総責任者は、地元ファンの前でポイント獲得を果たしたいと意気込みを見せた。 「レースではトップスピードがないと厳しいですが、セパンでなんとか抑え切れていましたから、なんとかストフェルに頑張ってもらってポイントを獲りたいです。厳しい戦いになるとは思いますが、ポイントが獲れない理由はないと思っています」。
なお、予選10位のアロンソは金曜の夜に油圧系統に問題が見つかり、新たな新品パワーユニットへの交換を決めたため、残念ながらグリッド降格ペナルティで最後尾スタートとなる。時間の少ない中で当該部品の交換作業を行なうよりも、ここで丸ごと新品に交換してペナルティを消化し、チームとしてさらに好成績が期待できる次戦USGPを重視した格好だ。
「それはもう、苦渋の決断でした。ただチームにとって最良の選択をするしかないと心に決めていましたから、鈴鹿だからどうこうというよりも、残りのシーズンの中でベストな戦略を採るというのが今の我々の選択です」。
決勝は日曜の午後3時スタート。晴天に恵まれる予報で、雨まじりだった今週末の中では最も暑いコンディションで決勝を迎えることになりそうだ。(米家蜂起通信員)


