柔道の世界無差別級選手権最終日は12日、モロッコのマラケシュで女子が行われ、世界選手権78キロ超級銀メダルで世界ランキング1位の朝比奈沙羅(21=東海大)が決勝で同級世界ランク2位のツェリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を下し、優勝した。支え釣り込み足からの抑え込みにつなげる必勝パターンで2回戦からの全4試合を一本勝ちした。

 6年ぶりに開催された今大会を世界選手権のリベンジ機会として「しっかりと無念を晴らしたい。(世界王者に与えられる)赤ゼッケンを取りにいく」と臨んだ。柔道界では異例の優勝賞金約1000万円を獲得し、付き人に道着をプレゼントするという。次はグランドスラム東京大会(12月2、3日、東京体育館)に出場する。