国際オリンピック委員会(IOC)は22日、ロシアの国ぐるみのドーピング問題を受けて2014年ソチ冬季五輪で採取した同国選手の検体を再検査した結果、スケルトン男子で金メダルのアレクサンドル・トレチャコフら同競技の4選手を失格処分とし、五輪から永久追放すると発表した。

 女子銅メダルのエレーナ・ニキチナや同5位のオリガ・ポティリツィナ、同6位のマリア・オルロワも違反が見つかった。「ロシアン・ロケット」の愛称を持つトレチャコフは10年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した。

 IOCは来年2月に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪へのロシア選手団の参加可否を12月5日の理事会で判断する。