フィギュアスケートの欧州選手権第3日は19日、モスクワで行われ、男子ショートプログラム(SP)で首位だったハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)がフリーも1位となり、合計295・55点で6連覇を飾った。SP、フリーとも2位のドミトリー・アリエフが274・06点で2位、ミハイル・コリャダ(以上ロシア)が3位だった。20日(日本時間21日)に女子フリーが行われ、SP首位のアリーナ・ザギトワ、世界選手権2連覇中でSP2位のエフゲニア・メドベージェワのロシア勢対決が注目される。

 フェルナンデスが危なげなく6連覇。他の選手に格の違いを見せつけ「演技の前半は自分自身をコントロールし、後半は自信をもって楽しんだ」とフリーを振り返った。3回転ジャンプの着氷で2度体勢を崩したが転倒には至らず、大きなミスなく滑りきった。試合まで1カ月を切った平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)では表彰台を期待される。「スペインにメダルを持ち帰りたいが、厳しい戦いになる。(練習拠点とするカナダの)トロントに帰って、全ての項目を練習し直して五輪に備える」と気を引き締めた。