全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は22日、昨夏の世界選手権男子73キロ級を初制覇した橋本壮市(パーク24)の規律違反に対し「心からおわびを申し上げたい。再発防止に向け、ますます力を入れていきたい」と謝罪した。欧州視察出発前の成田空港で取材に応じた。

 橋本は今月上旬に国立スポーツ科学センター(JISS)の宿泊施設へ夜間に無断で知人を招き入れたとして、半年間のJISSや関連施設への立ち入り禁止、大会や合宿への自費参加などの処分が科された。

 世界選手権(9月)の代表最終選考会を兼ねる全日本選抜体重別選手権(4月)の出場は可能。金野委員長は「代表選考はあくまで試合の結果、内容が一番重要。反省したところをしっかりと生かし、頑張ってもらいたい」と奮起を促した。