男子60キロ級の永山竜樹(東海大)が通算3度目のグランドスラム優勝を果たした。

 初戦から3試合をオール一本勝ちで勝ち上がると、決勝は豪快な裏投げで技ありを奪い、危なげなく勝利。「きれいに勝とうとかではなく、何でもいいから勝とうと思って一戦一戦できたのが勝ちにつながった」と分析した。

 昨年は世界選手権に初出場したが、3回戦敗退という苦い経験をした。21歳の新鋭は2年連続の出場を視野に入れつつ「今年は目の前の試合を1つずつ確実に勝っていくこと」を目標に挙げた。