秋田ノーザンハピネッツ(東地区)が、75-67で中地区首位の新潟を破った。

前日17日にはミスもあって惜敗したが、今季3連敗中だった相手に貴重な白星。連敗を2で止めただけでなく、東地区最下位も脱出した。3点シュート3本を含む両チーム最多27得点を挙げたジャスティン・キーナン(30)は「入っても入らなくても自分を信じてパスを出してくれることがうれしい」。前日は5ファウルで退場しただけに、汚名返上の活躍だった。年1回(2連戦)の「バスケの街」能代市開催での勝利を、ブースターとも分かち合った。

第1クオーター(Q)から、保岡龍斗(23)の3点シュート2本などで29-12とリードした。第2Qでは一時24点差まで広げたが、同Q終盤に8連続失点。悪い流れを断ったのも、第3Qでの下山大地(29)の3点シュート2本だった。コート上でガッツポーズする気迫でもチームを鼓舞。同会場は弘前高(青森)時代に出場した07年秋田わか杉国体で、1回戦37得点、2回戦26得点を挙げた記憶のある相性の良い舞台だけに「懐かしいし、伸び伸びプレーすることができて楽しかった。チームのシューターとして3ポイントには自信を持っています」と笑顔を見せた。

23、24日の次節は中地区3位の三河とホームで対戦する。下山は「新潟よりも強いと思っている。シュートの本数ではなくて、確実にシュートを決めて勝利に貢献したい」。上位進出へ勢いづく1勝となった。