エース乾友紀子(28=井村ク)が3日間で7種目を完走した。ソロFRでは93・4667点で優勝を飾った。今大会はデュエットTR2位、FR2位、チームTR1位、FR1位、ソロTR2位、フリーコンビネーション1位と全てで表彰台に立った。

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乾選手はソリストとして成長している。定評があった直線的な動きに加えて、体の使い方が柔らかくなった。特に上半身を曲線的に使えている。これまでは肩がクッと少し上がって首が短く見えるようなことがあったが、今はなくなって、ポーズも非常に伸びやかに見える。今大会はソロTRでカルボネル(スペイン)に勝って自分でも成長と手応えを感じたでしょう。

デュエットを組む吉田選手も予想を超える成長です。2人の足が似ているのはアドバンテージですが、それだけでなく、ひとつひとつの動きが非常にクリアに見える。最後の足技で吉田選手の高さが足りなかったところもあったが、昨夏のジャカルタ・アジア大会に比べて成長した。デュエットは世界選手権でメダルの可能性があると思います。

チームはまだ少しそろいきれてなかったところや高さの差が見えました。急成長しているデュエットの2人に、精神的にも技術的にもついていってほしい。ロシアなど世界トップが多く来日したのは東京オリンピック(五輪)があるから。選手はあらためて五輪というものを意識するいい機会になったでしょう。(小谷実可子=88年ソウル五輪ソロ、デュエット銅メダル)