午後8時からの決勝種目は、女子400メートルリレーが注目だ。午前の予選で、日本(大本、青木智、佐藤、白井)は、日本新記録の3分36秒17で出して、五輪出場枠を獲得した。

18年ジャカルタ・アジア大会の記録3分36秒52(池江、酒井、青木智、五十嵐)を上回って、全体の5番目に食い込んだ。青木智以外の3人は新メンバーだが、個人が持てる力を発揮した形だ。

世界選手権初出場の大本は、予選で第1泳者を務めて、100メートルの自己ベストに0秒05差に迫る54秒21を記録。その前に200メートル個人メドレー予選を泳いでおり、こちらも自身の想定よりも1秒上回る2分10秒50で泳いでいる。疲れに関しても「今日は最初から4本泳ぐとわかっていたので。思った以上に体が動いた。そこまで緊張しなかった」と頼もしい。午後は200メートル個人メドレー準決勝、400メートルリレー決勝と泳ぐ。

男子100メートル平泳ぎ準決勝では小関也朱篤(27=ミキハウス)が登場する。午前の予選は世界記録保持者ピーティ(英国)の隣で泳いで58秒91。自身が持つ日本記録58秒78に迫る好タイムをたたきだした。予選全体の3番目で通過。「結構落ち着いていた。となりのピーティーは見てない。準決勝でまずは自己ベストをだしたい」と意気込んでいる。前回大会で銀メダルを獲得した200メートルは出場権を逃しており、個人は100メートルにしぼって勝負する。