女子48キロ級で連覇したダリア・ビロディド(18=ウクライナ)は「優勝できてうれしい」と話した。

毎年優勝者が変わる激戦の階級で、10、11年の浅見八瑠奈以来の連覇。「来年、ここで金メダルをとりたい」という東京オリンピック(五輪)に向けて弾みをつけた。

決勝は2年連続渡名喜風南(24=パーク24)との対戦。残り1分35秒で技ありを奪ったものの、その後は防戦一方。指導2をとられて反則負けとなる3つ目もとられかねないほどの劣勢だったが「私のゴールは常に勝つこと」と話し、ライバルについて「柔道がうまく、鋭い技を持っている。(昨年の決勝以来)1年ぶりの対戦は、厳しい戦いだった」と評した。

172センチの長身でモデルもこなす。「美しすぎる柔道家」として日本でも注目され、初戦に登場した時から拍手が起きた。「日本が好き。日本人のホスピタリティもすばらしい」と話していた。