B1新潟アルビレックスBBは16日と17日、宇都宮ブレックスとホームのアオーレ長岡で対戦する。15日は中之島体育館で前日練習を行った。PG五十嵐圭(39)は、宇都宮のPG田臥勇太(39)との司令塔対決を楽しみにしている。

同い年で旧NBL時代からのライバル、田臥との対戦に五十嵐は「コートの中で会えるのは楽しみ。お互いにいいプレーをしたい」と言う。五十嵐は今季も不動のPG。田臥も今季はここまで全試合先発しており、試合開始からマッチアップの可能性が高い。プライベートでも時折、連絡を取る間柄だがコート上では現在の自分を計る絶好の材料にもなる。

もちろん、そこだけに気を取られるわけではない。「田臥だけでなく他の選手にも注意しないと」。前節サンロッカーズ渋谷戦2戦目をものにし、16日初戦に今季2度目の連勝がかかる。ただ新潟にとって最大の難敵。Bリーグでの対戦成績は6戦全敗で唯一未勝利の相手だ。

五十嵐は全体練習後、自主練習で3点シュートを打ち込んだ。45度、正面、角度のない位置と全方向を確認して仕上げた。ここまで3点シュート成功率は16・7%と納得できない数字。「少し感触が良くなってきたが、まだ得意な流れからは打てていない」。精度を高めれば、その分チームの得点もアップする。「自分たちのプレーをしっかりやる」と気を引き締めた。【斎藤慎一郎】