卓球女子の石川佳純(26=全農)が東京オリンピック(五輪)シングルス代表入りに1歩前進した。9日、ワールドツアーの北米オープン(OP)決勝で平野美宇(19)を4-2で破り優勝。直接対決を制した石川が、世界ランキングで平野を逆転し、日本人2位に浮上した。シングルス代表は来年1月発表の世界ランキングの日本人上位2人。トップの伊藤美誠(19)は選出が確実。残り1枠のし烈な戦いは、12日開幕のワールドツアー最終戦、グランドファイナル(中国・鄭州)で決着する。

◆世界ランキングの決め方 各選手、上位8大会の合計ポイントで決め、毎月更新される。五輪も含め、各大会のポイント有効期限は1年間だが、例外は世界選手権(個人、団体それぞれ)大陸選手権、ワールドカップ(W杯)、W杯団体、大陸杯、ワールドツアー・グランドファイナルで獲得したポイントは次大会まで失効しない。そのため今回、日本代表の男女とも、18年世界選手権団体のポイントが加算されている。今年から新設されたT2ダイヤモンドは8大会に加えて、純粋加算できる大会。男女16人ずつしか出られないため、出場すれば400点が無条件で加算される。