8月8日、F1第5戦70周年GPの予選が行なわれ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。チームメイトのルイス・ハミルトンに0.063秒差の今季2度目のポール獲得となった。

「ここで予選アタックを決めるのはとても良い気分だよ。セットアップは先週よりも良くなってマシンの性能を引き出すことができた。レースペースは良いし、ポールからスタートするんだから、明日は優勝のチャンスがある」

3位にはレーシングポイントから代役出場のニコ・ヒュルケンベルグ。レギュラードライバーのセルジオ・ペレスが新型コロナウイルスに感染し欠場を余儀なくされ、前回の第4戦で急きょ起用されたものの、決勝はマシントラブルでスタートできず。それでも今回の予選では好結果を手にした。

「先週はF1にカムバックしたけど決勝で走ることができず、アップダウンもあったけど今週はしっかりと準備ができた。でもこの結果には僕自身もビックリだよ。慣れないクルマだし先週の決勝の経験がないぶん厳しいけど、やれるだけのことはやりたい」

ヒュルケンベルグは177戦という表彰台登壇経験のないドライバーの最多出走記録という不名誉な記録を保っているが、178戦目となる第5戦70周年GPでこの記録に終止符を打つ可能性も充分にある。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4位、アレクサンダー・アルボンは9位という結果に終わっている。

(米家峰起通信員)