日本スケート連盟の定時評議員会が22日、都内を拠点にオンラインで開催された。「令和元年度(19年度)事業報告」では、理事の伊東秀仁フィギュア部長(59)が昨季の国際競技会の結果で今年2月の4大陸選手権(ソウル)に触れ「羽生(結弦)選手が優勝し、シニアとジュニアすべてのISU主要大会(6冠)を制覇するというスーパースラムを成し遂げています。女子は紀平(梨花)選手が優勝しました」と計33人の出席評議員に報告した。

伊東理事は、選手団の団長を務めた1月のスイス・ローザンヌでのユース五輪(オリンピック)についても紹介。「日本は24個のメダルを獲得しました。これは国別対抗でロシアに次ぐ世界2位の成績。その中でスケートは金7個を含む11個のメダルで貢献したことを報告いたします」とし、フィギュア男子で金メダルに輝いた鍵山優真ら若手の活躍を伝えた。

長島昭久会長、フィギュア女子で06年トリノ五輪金メダルの荒川静香副会長も出席。川上隆史スピード部長による活動報告、天野好人専務理事からの決算報告なども行われた。

決議事項では20、21年度の新理事を選任。柔道女子で04年アテネ、08年北京の五輪2大会連続金メダリスト谷本歩実(39)や、7月1日付で新フィギュア強化部長に就任した竹内洋輔氏(41)らの就任が満場一致で承認された。【木下淳】