バスケットボールのBリーグ開幕を間近に控え、1部(B1)全20チームの選手が27日にオンラインでの取材に応じた。

悲願の初制覇を狙う川崎ブレイブサンダースは、他会場より1日早い10月2日に王者A東京と開幕戦を行う。チームの主将を務める篠山竜青(32)は、「アルバルクはディフェンスが激しいチームだが、負けずにしっかりとオフェンスを仕掛ける」と、強豪同士が激突する開幕戦に照準を合わせた。

コロナ禍におけるシーズンは、アリーナ収容人数の半分以下、かつ上限は5000人と設定されたうえで開幕する。声を出さない応援スタイルも徹底される状況になるが、篠山は「お客さんを入れた状態で開幕できることはありがたい」。静かな客席の前で、熱いプレーを見せることを誓った。

日本代表でも主将を任されるチームリーダーは、東京五輪(オリンピック)に向けて「すべての面でレベルアップしていきたい」と意気込む。自身のポジションであるポイントガードは「常に若くて能力が高い選手がいる」との意識を持っており、「危機感を持ってアピールを続けていかないと」。来夏に五輪の舞台に立つためにも、まずはBリーグで存在感を示していく。

シーズン開幕を前にBリーグでは、公式ユーチューブチャンネルなどで27日から6日連続で特別番組をオンライン配信。この日の取材は、同番組収録後に実施された。