新潟アルビレックスBBは富山グラウジーズに67-97で敗れ2連敗となった。前半はSF池田雄一(37)、PG納見悠仁(23)、SFマーク・セントフォート(31)が8点ずつ挙げるなどベンチスタートのメンバーが奮闘したが、後半に入ると一気に引き離された。

シュートを決めても、直後に返される。新潟は追い上げ態勢をつくり切れないまま、試合を終えた。11点差で突入した後半、第3クオーター(Q)終了時には46-76と30点差をつけられた。

「富山は外国籍選手だけでなく日本人のタレントもそろっている。どこからでも点を取ってくる」。福田将吾監督(36)が警戒していた相手の攻撃に屈した。富山・宇都直輝(29)に第1Qで13点奪われるなど、序盤から相手を乗せ、1度もリードを奪えなかった。

そんな中、前節滋賀戦で2試合で1分44秒の出場だった池田が第2Qに2本の3点シュートを決めるなど、11得点。納見は17得点、セントフォートが12得点とベンチスタートの選手が意地を見せた。

次節(24、25日)は京都とアウェーのハンナリーズアリーナで対戦する。「まだやるべきことが明確になっていない」。PG五十嵐圭(40)が言うように、手探りが続く。【斎藤慎一郎】