バスケットボールBリーグ2部(B2)の西宮ストークスは27日、新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けていた名称非公表の選手が、本人の意向により谷直樹(32)だったと明かした。そのうえで、「体調はしっかりと回復に向かっている。早く皆さんの前でプレーが出来るよう、しっかりと休み、回復に全力を尽くしたい」と谷本人からのメッセージを公開した。

主将を務める谷は、「最大限の注意を払って生活していたが、多くの方にご迷惑をおかけしたことにキャプテンとして責任を感じる」と心境を吐露。そのうえで、「チームのみんなからも、不安を吹き飛ばしてくれるような優しい、そして熱いメッセージをもらった」と感謝した。

隔離期間中のため今週末の公式戦には同行できないが、「仲間を信じて、皆さんと一緒にチームに念を送りたい」とチームメートにエール。感染症の“第3波”が広がるなかで、「皆さんも今一度気を引き締めて行動して下さいね! 体力があると言われる、スポーツ選手の僕ですらしんどい思いをしました。『感染しても大丈夫』と油断せず、出来る対策は万全にとった中で楽しんでいきましょう!」と呼びかけた。

西宮はこの日、保健所による調査の結果、選手やスタッフ全員が濃厚接触者とは認められなかったことを報告。クラブ独自で26日にPCR検査を受検し、当該選手以外の選手・スタッフ全員が「陰性判定」を受けたことも発表した。