バスケットボールBリーグ2部(B2)のバンビシャス奈良は27日、所属選手1人が保健所より新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に判断されたことで、28日に予定していた西宮ストークスとのホーム戦を中止すると発表した。

クラブによると、この日に濃厚接触者と判断された選手は、すでにPCR検査を受検。その検査結果が保健所から告げられるのは28日夕方頃になるため、試合開始予定時刻の17時に間に合わなくなる可能性が生じたという。

当該選手の検査結果が陽性となった場合、チームメートやスタッフが濃厚接触者と判断される可能性があり、リーグの試合実施要項を満たせないおそれが発生。Bリーグ規約に基づき、島田慎二チェアマンの決定によって試合中止に至った。

29日のホーム戦開催については、検査結果を踏まえて28日に発表する。

島田チェアマンは27日夜、「個別事案での開催中止判断は生じているが、新型コロナウイルス感染症への感染予防対策を引き続き講じ、国や行政の指針に従い、リーグ戦をこれからも開催していく」とのコメントを出した。