渡部陸太(25=東京美装)が合計214・7点で初優勝した。降雪と強風で何度も中断する中、1回目に138・5メートルを飛んでトップに立つと、2回目は122メートルで首位をキープした。ジュニア時代に優勝経験はあるが、シニアの大会では初制覇。「めちゃくちゃ最高。ずっと目標にしていた」と、優勝賞品のお米券1年分を握り締め笑顔だった。

ワールドカップ(W杯)遠征中の佐藤幸椰(25=雪印メグミルク)とは札幌日大高の同期。札幌ジャンプ少年団時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルだ。佐藤幸はW杯で2勝を挙げ世界で戦っている。「刺激になっている。まずは追いつかないと」と闘志を燃やす。

今季は体幹トレーニングに力を入れている。助走時の姿勢に安定性が生まれ、ジャンプも向上している。残りのシーズンで国際大会出場は厳しい状況だが「まずは国内戦で優勝しないと次に進めない」。この1勝を自信に、前向きに勝利を重ねていく。