東海大は13日、男子柔道部の学生52人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

12日までに3人の感染が判明。部員、スタッフらにPCR検査を実施し、13日に新たに52人が感染していることが明らかになった。計55人全員は無症状。濃厚接触を疑われる学生らは結果待ちのため、感染者はさらに増える可能性がある。当面の間、柔道部の活動を停止し、部員やスタッフの外出を禁止する。

OBで東京五輪男子100キロ級代表のウルフ・アロン(25=了徳寺大職)は、現在も練習拠点としている。関係者によると、ウルフは4月のアジア・オセアニア選手権(キルギス)から帰国後、2週間の自主隔離を経て同大で稽古に励んでいた。最近は出稽古だったため濃厚接触者に認定されなかったという。

東海大は約130人の部員のうち90人が寮生活をしている。昨年は感染予防のため4月から半年間活動を停止した。今回の集団感染を受け、柔道部がある湘南キャンパスは23日まで入構を禁じ、17日からの授業は全てオンラインで実施する。