北京オリンピック(五輪)ノーマルヒル金、ラージヒル銀メダルの小林陵侑(25=土屋ホーム)が今季初戦に臨み、貫禄勝ちした。
1回目に唯一の最長不倒101・5メートルを飛び首位に立ち、2回目は98・5メートルで合計266・5点。2位に34点差をつけ、距離換算で17メートル差の圧勝だった。「久しぶりの夏の試合だったので楽しく飛べて良かった」と余裕を漂わせた。
北京五輪後はメディアやイベントの出演急増など、忙しいオフシーズンを過ごした。6月の初飛びからこれまで、ジャンプ練習は30本ほどしかこなしておらず「全然飛んでない。(例年の)半分も飛んでいない」。夏のシーズンが開幕したが、まだ試運転のような段階だ。だがうまくリフレッシュもできた。この日はほどいていたが、髪形で編み込みスタイルにイメージチェンジしてみるなど、大好きなファッションを楽しむ様子をSNSで発信していた。
仲間の現役続行を喜ぶ。高梨沙羅(25=クラレ)が現役を続行する意向を示した。北京五輪混合団体ではチームメートとして戦った。同学年で、ともにエースとしてけん引する立場。「うれしいですね。また一緒に戦える仲間がいるのはすごくうれしいです」と共闘を誓った。
本番の冬へ向けて状態を上げていく。今季は23年2月から世界選手権(スロベニア)がある。五輪王者として迎えるビッグゲームを「楽しみにしています」と心待ちにし、準備を進めるつもりだ。昨季五輪で頂点に立っても、2度目のW杯個人総合優勝に輝いても、モチベーションは変わらない。「楽しいジャンプをして、たくさんのお客さんの前でビッグジャンプができたらうれしいので、そこを目指している」。4年後の26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への新たな挑戦がスタートした。


