元世界ランキング4位で、故障から復帰後の現在は同439位の錦織圭(33=ユニクロ)が、1年9カ月ぶりのツアー復帰戦を白星で飾った。
復帰後初めて100位以内の相手となる世界63位のジョーダン・トンプソン(29=オーストラリア)と対戦。7-6、7-6といずれもタイブレークを制し、ストレートで退けた。2時間20分を超える熱戦を制し、両拳を天に突き上げた。
大会前に「攻撃的なプレーができ始めている」と手応えを示していた通り、1セット目は、立ち上がりからバックのダウンザラインが決まるなど好調。しかし、相手も多彩なサーブで攻め立てる。互いにブレークを許さず、第12ゲームまでサービスキープの応酬となった。それでも最後まで集中力を切らさず、タイブレークを7-5でもぎ取り、セットカウントを先取した。
2セット目も一進一退の攻防。幾度となくブレークポイントを与えながらも、果敢に攻めてサービスキープを続ける。このセットもタイブレークまで持ち込まれ、最後は相手のボールがネットにかかって勝利した。
21年10月以来となるツアーでの戦いを白星スタート。「チャレンジャーより相手のレベルが上がって、自分のレベルも上がった。うれしいです。今シーズンのゴールは設けていない。やるべきことをやるだけです」と振り返った。
昨年1月に股関節の手術を受け、リハビリ中の同年9月には右足首も痛めて長期離脱。約1年8カ月ぶりに復帰した6月に下部ツアー大会カリビアン・オープンで優勝。その後も下部2大会に出場し、このアトランタ・オープン(ATPツアー250)へ臨んでいる。
今大会後は、ワシントンでのシティ・オープン(7月31日開幕=ATP500)などを経て、今年の4大大会最後となる全米オープン(8月28日開幕)での完全復活を見据える。


