日本の新王者が世界の新王者になる。全日本選手権で父正和コーチとの父子優勝の悲願を達成した鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が、「そろそろ金メダルを取りたい」と来年3月の世界選手権(24~30日、米ボストン)の頂点へ狙いを定めた。

過去3度はいずれも2位。前回大会を制した米国のマリニンら強敵との戦いとなるが「オリンピックの枠取りもかかっているので、まずはやるべきことに集中したい」と気持ちを新たにした。

21日のフリーでは終盤にジャンプの乱れはあったが、ISU非公認大会ながら今季の自己ベストを大幅に更新する205・68点を記録。「レベルが少しずつ上がっている。自己ベストも手の届く範囲内」と手応えを得た。「評価されていると思った」と自信を深めたステップシークエンスや表現面に加え、大舞台では大技4回転ルッツも投入予定。「自分にしかできない感情の使い分けをアピールしていきたい」と思い描いた。【勝部晃多】