バドミントンの世界選手権第6日は30日、パリで行われ、今大会限りでペアを解消する「シダマツ」こと志田千陽(28)、松山奈未(27)組(再春館製薬所)が女子ダブルス準決勝で敗れて最後の闘いを終えた。マレーシアペアと対戦し、21-14、13-21、12-21だった。パリ五輪の銅メダルをかけた3位決定戦での勝利を含め、通算13勝2敗と分のいい相手だったが、流れをつかめなかった。今大会は過去最高の8強を上回り、有終Vに近づいていたが、銅メダルでペアとしての卒業を迎えた。
志田は「たくさんの人に支えてもらっていたなというのを今大会で最後にすごく感じて、それに応えられていたらいいと思いますけど、自分自身たちはこれが持っているもののすべてだと思うので伝わっていたらいいと思います」と話した。高校時代からペアを組む松山へ掛ける言葉を聞かれ「私の中で松山の前衛でのプレーは世界一だと思っているので、一番高いところに立たせられなくて本当に申し訳ないんですけど、私の中では1番だよ、というのは伝えたいと思います」と感謝した。
試合後に涙を流した松山も「これで私は終わりなので、もうちょっと長く試合したかったなという思いはありますけど、悔いなく終われたかなと思います」とすっきりした表情も見せた。志田に対しては「ここまで一緒に頑張ってきてくれてありがとうというのと、これから一番近くの味方ではなくなってしまうんですけど、陰から応援するので世界一目指して頑張ってほしいです」とエールを送った。
2人は今後の方向性やモチベーションに差が生じたこともあり、7月にペア解消を発表。志田は混合ダブルス五輪2大会連続銅の五十嵐有紗(旧姓東野)と女子ダブルスを継続し、松山は混合転向を視野に入れながら競技を続ける。


