23年全日本ジュニア選手権銅メダルの周藤集(18=明治大)が、合計200・76点で優勝した。

ショートプログラム(SP)首位で向かえたフリーは、冒頭のトリプルアクセル(3回転半)こそ転倒したものの、続く3回転半-2回転トーループなど残る6本のジャンプを降りるなど立て直した。フリーは2位の129・00点。23年全日本ジュニア以来の合計200点の大台突破に、「全体的に落ち着いて出来たのがよかった」と声を弾ませた。SPは24日に行われフリーまで1週間という変則日程だったが、4日間の明治合宿では課題だったフリーの曲かけ練習に時間を費やし「自信を持って臨めた」とうなずいた。

逆境からはい上がる。23年全日本選手権の公式練習中に、右足の腓骨(ひこつ)骨折と靱帯(じんたい)断裂を負った。世界ジュニア選手権の出場も見えていただけに「絶望」と振り返る。2度の手術を経て昨年5月末に氷に復帰したが、「筋肉が見違えるほど細くなっていた」。24-25年シーズンは全日本ジュニア選手権10位にとどまり、3年連続の全日本選手権出場はかなわなかった。

それでも、気持ちを切らさなかった。真摯(しんし)にリハビリに取り組み、今年7月中旬から「ようやく全力で練習できるようになった」。ジュニアラストシーズンとなる今季は全日本ジュニアの頂点を目指す。ジャンプの着氷姿勢などを見直し、出来栄え点の向上に力を入れている。次戦は夢につながるブロック大会。「安定して200点を超えられるようにしたい」と引き締めていた。【勝部晃多】