24年パリ五輪(オリンピック)フェンシング女子サーブル団体銅メダルの江村美咲(26=立飛ホールディングス)が30日、目へのこだわりを明かした。
メガネブランド「Zoff」のブランドアンバサダーとしての活動で、東京・調布市の八雲台小学校を訪問。6年生の児童85人と交流し、フェンシングの魅力や、目の健康の大切さを伝えた。
江村の視力は裸眼で1・2。メガネやコンタクトレンズをつけることなく、競技に臨んでいるという。日常的にビジョントレーニングに取り組み、眼球を縦や斜め、円を描くように動かして、目の可動域を調整。手前、中間地点、奥と前後のピントを素早く合わせる練習などに励んでいる。児童からは「剣は痛くないですか」などと質問を受け「場合によります。試合の時はアドレナリンが出ていて多少のことは痛くないですが、背中にバチンッと入ると、みみず腫れになったりします」と裏話も伝えた。
会の後半ではパリ五輪の銅メダルや、剣などに子どもたちが触れ、最後はフェンシングのフットワークを体験した。交流を終えると「なかなかフェンシングに触れ合う機会がないと思いますが、みんなが興味を持って、最後まで集中して聞いてくれたり、道具を直接触ってもらって喜んでもらえた。その笑顔に、私もまた力をもらいました」とかみしめた。
24-25年シーズンは日本女子初、サーブル種目でも初めての世界ランキング年間1位を達成。一方、3連覇を懸けて臨んだ7月の世界選手権は3回戦敗退となった。25-26年シーズンも世界選手権に照準を定め「オリンピック後というのもありますし、自分の年齢と経験が上がってきて…というのもありますが、前まではちょっとでも練習を抜けるのが嫌でした。最近はこういう場でこそ得られるエネルギーがあって、自分が貢献できることへのモチベーションが上がってきている。練習量も今まで通りではちょっとオーバーワークなので、バランスをうまく見て、自分と、フェンシングの普及を、両方やっていきたいです」とスタンスを示した。【松本航】


