GT500クラス開幕戦のポールポジションは38号車Keeper CERUMO GR Supra(大湯都史樹/小林利徠斗)が1分17秒352で獲得した。2位は史上初の4連覇を狙う36号車au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)で1分17秒417、3位には14号車ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)が1分17秒481で入った。トップ3をスープラが独占した。

マシンを下りた大湯は何度も両手でガッツポーズをした。「やりました。言葉が出ないです。メチャうれしい」。周回を重ねてタイヤを温めると一発勝負でベストタイムをたたき出した。前人未到の4連覇を目指す36号車に0秒065差をつけ、昨年11月の最終戦(茂木)に続くポールポジションを獲得。岡山国際サーキットのグランドスタンド裏では、実家のつくる「大湯くん家のカレー」が店を出しており、売り上げアップにも貢献する走りだった。

今年からコンビを組む小林はGT500クラス初参戦。先輩としても結果を出したかった。「まだいける、速く走れる感じがする。決勝でも僕は頑張りますよ。そんなこと言うと利徠斗が心臓バクバクになっちゃうから、うちらとして最大限のパフォーマンスを見せたい」と先輩としての気遣いも見せた。

デビュー戦でポールポジションとなった小林は「うれしいですけど荷が重いです。僕が乗ってもあのタイムは出ない。これから目指すところです」と緊張しながら言った。ルーキーらしい初々しさだったが、走りは違った。Q2(予選2回目)進出を決めるQ1で堂々の3位に入った。立川祐路監督も「心配でどうなるかと思ったが、十分すぎる結果。大湯も決めてくれて最高のスタートが切れた」と喜んだ。打倒36号車の切り札は「明日のレースでは少しでもいい走りをできるように僕も頑張ります」と力を込めた。