前回王者で世界ランク5位の張本智和(23=トヨタ自動車)が、8強に進出した。
世界ランク19位の向鵬(中国)を3-0(11-7、11-8、11-8)のストレートで下した。
勝利を決めると、野球のスイングのようなポーズを見せた。これは夏の甲子園で5日の1回戦を突破した仙台育英(宮城)を意識したもの。地元の強豪の活躍に「家が近いので応援しています」と笑みを浮かべた。
特に須江航監督の指導に感銘しているという。「須江監督の人間性から学ぶことがたくさんある」といい「野球をやっていたら入りたかった」とも発言。「青春は密」「人生最高の夜更かし」などの言葉にも心を動かされているようで「学生に寄り添った監督さんだと思います」と尊敬のまなざしを向けた。
その上で男子日本代表の岸川聖也監督にも言及。「岸川監督は多くを語るわけではないですが、ヒントを常に振りまいて僕たちに探させてくれる」と信頼を口にした。ちなみに岸川監督も仙台育英出身だ。
試合は第1ゲーム(G)でいきなり4連続得点。一時は追いつかれたが、終盤に抜け出した。第2Gも0-1から4連続得点で主導権を握り、8-8からは3連続得点でものにした。第3Gも緩急をつけたラリーや力強いフォアハンドがさく裂。得点を奪うたびに「チョレイ!」と雄叫びをあげ、左腕を突き上げた。
「お互い慣れている相手。慣れている相手だからこそ『相手は今日も何か打ってくる』と思って、対応できた。その対応が良かったと思う。自分のプレーを1試合1試合したい」
5歳年下の妹の美和は、6日に2回戦を突破。兄妹そろって8日の準々決勝へ駒を進めた。


