バレーボール女子日本代表が31日、中国・天津で行われたアジア選手権を終え、羽田空港に帰国した。石川真佑主将(26)は帰国会見に出席し、アジア選手権を通じて浮かび上がったチームの課題について語った。

日本は銅メダルを獲得したものの、準決勝でタイに1-3で敗れ、優勝国に与えられる28年ロサンゼルス五輪出場権を逃した。主将は「自分たちのいい時、悪い時がある中で、どんな状況でもコミュニケーションだったり、人と人のつながり、見えないところのつながりという部分が少し欠けていた」と振り返った。

互いに腹を割り、伝えるべきことを伝え切れなかったとも説明。タイが中国を逆転で破った決勝を見届け、「ああいった舞台で戦えなかった悔しさはある。チームとして本当にまとまって戦うことが、勝ちにもつながると感じた」と実感を込めた。

技術と精神面は切り離せない。優勝や五輪切符が懸かった試合では「プレッシャーの中で、メンタルの部分がプレーに出ていた」と分析。普段通り自信を持ってプレーする力を身につける必要性を挙げた。

フェルハト・アクバシュ監督も「メンタル面と戦術面に改善の余地がある」と指摘。大会後には選手、スタッフ全員で意見を伝え合うミーティングを行い、結束を強めて再出発することを確認した。

次戦となる愛知・名古屋アジア大会では、経験豊富な選手に休養を与え、若手を積極的に起用する方針。メダル獲得と試合運びの改善を目標に掲げ、来年のW杯での五輪切符獲得へ向かう。アジア大会不参加となる石川は「自分たちの手で五輪切符をつかみ取るという目標を忘れず、ここから一歩ずつ成長したい」と前を向いた。