日本ラグビー協会は24日、9月8日開幕のW杯フランス大会に臨む日本代表(世界ランク14位)のW杯前最後のテストマッチとなる「リポビタンDツアー2023」イタリア代表(同13位)戦(日本時間27日)の登録メンバーを発表した。この日、合宿地のイタリアからジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチがオンラインで取材に対応。8戦2勝6敗と負け越しているイタリアを仮想イングランド、アルゼンチンと見立て、本番に向けて仕上げていく。

一問一答は、以下の通り

 

-FWについて、イタリア戦のメンバーの意図は

「今回けが人がワーナー、アマト、ラピースだったり、3人のキーの選手が出られない。判断をいろいろ変えている。それによってチャンスがなかったケガ明けの福井、ファーストキャップのアマナキ。今回彼にチャンスがまわってきた。それ以外は自分たちのキーの選手で一貫性のあるプレーをしてきてくれている」

-キックでエリアを獲得するのか、ポゼッションを高めていくのか

「どちらかというより、そのバランスが大事。外から見ての通り、暑いし、ボールが滑る。どのぐらい保持するのか、キッキングゲームにするのか。自分たちのゲームは分かっている。イタリアとフランスで気候も違うので、それに合わせて変えていく」

-SHについて

「ナギ(流)は、チームにリーダーシップ、スピード、いい判断をもたらせてくれる。彼がバイスキャプテン。斎藤もいい選手。どっちがスタート、どっちがフィニッシュかを考える中で、今回はナギに託した」

-SOについて

「(松田)力也も経験があるが、まだパフォーマンスを発揮できていない。今回は(李)スンシンをスタートで試してみる」

-現在のチーム状態は

「とてもいいです。(国内)5試合の中でレッドカードが出たり、フラストレーションがたまる状態だった。チームの自信をそぐことにつながった。全ての悪いことは置いてきた。今はフィジカルともにいい状態。今週は大事なゲーム。W杯へメンタルを準備する時間。W杯のセレクションが日本で行われて、選手はプレーに集中できている。今は一体化してすごく集中できている状態にあると思う」

-チェックしたいところ

「キッキングゲームのバランスと、プレッシャー下でいかにゲームをコントロールするか。いかにプレッシャーの中でコントロールできるかを見ていきたい」

-フロントローについて

「フィジー戦の最初の3人はいいスタートをした。レッドカードもあったが、インテンシティーも高くない状態でスタートした。フロントローは経験ある選手が多い。堀江は今回スタートとして今回どんなことをもたらせてくれるかを見ていきたい」

-イタリアについて

「イタリア戦はパーフェクトの相手。8回のテストマッチで2回しか勝ったことがない。シックスネーションズ(欧州6カ国対抗)でもまれている。セットピースベースだが、イングランド、アルゼンチンも似たチーム。経験もある。イタリアがパーフェクトな相手だと思う」

-ここ数試合キックが数字を落としているのか、アンストラクチャーを好んでいるのか。フィジー戦からスクラムの修正は

「キックの話はどちらかというとフィジーだったから。できるだけボールを与えず、フィットネスで勝負したかった。レッドカードでストレスがかかった。スクラムはナイカブラが入って8人。8人がいれば全く問題ない。(長谷川)慎さんと体が大きくない分、強い相手に組めるようにしている。セットピースが強いイングランド、アルゼンチンにはバランスが必要だと思う」

-(イングランド代表)ファレルがレッドカードで出場停止

「自分たちもそうだったがイングランドも乗り越えるしかない。自分たちもリーチ、ラピースを失うのは大きなダメージ。そこの中で適応して乗り越えられるチームが勝つチームだと思っている」

 

イタリア戦のメンバーは以下の通り。数字の○は主将。

1 クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

2 堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

3 具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)

4 ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

5 ヘル・ウベ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

6 リーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)

7 福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

<8> 姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)

9 流大(東京サントリーサンゴリアス)

10 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)

11 ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)

12 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

14 セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)

15 松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)

16 坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

17 稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

18 バル・アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

19 サウマキ・アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)

20 ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

21 斎藤直人(東京サントリーサンゴリアス)

22 松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

23 中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)